私は20代で結婚し立て続けに男の子3人を授かった。私の50歳を目前にその子達は次々と成人を迎えて、いちばん下の子は高校生で18歳になる。
私の友人に30代後半、40歳目前にお見合い結婚し不妊治療の末に3人の子供を授かった女性がいる。
ご主人は年上だそうで、年上のご主人のご両親はかなり高齢。その高齢のご両親の世話しながらの同居と3人の乳幼児の子育てで忙しいのか、余裕が無いのか、すっかり性格が内向的で攻撃的になってしまっていた。そして彼女に「嫁ぎ先に私の子供の面倒を見に来て欲しいよ」と真顔で冗談半分に言われました。
人間も生き物なので、歳を取れば身体が衰える。
私が3人の子育てを乗り切れたのは、若さと体力のおかげ。赤ん坊の夜泣きで丸2日眠れなくてもすぐに復活出来る体力が有ったから。
それと同じ事を50歳を目前にやってみろと言われたら出来ない。疲れて寝込むだろうな。
ただ、小さな子供を数時間預かる体力はまだ有る。数時間遊んであげたり、動物園に連れて行ったり、散歩に付き合ったりする程度の体力は残っている。つまり、息子達の誰かが結婚し子供ができたなら、孫の面倒は数時間に限り、出来る。
ある時、知り合いの50代のミュージシャンがショッピングモールでライブをするのでまだ幼い子供を1時間ほど見てほしいと頼まれて面倒見たことがある。
その後、そのミュージシャンが言い放った言葉は「俺たち今度東京にCD売りに行きたいので1週間、飛行機代も全部あなたの自腹でベビーシッターしに来てくれない?子供がいると遠征できないんだ」
ビックリした。なぜ、1週間も〝自腹で〟私が飛行機に乗ってその人の子供の面倒を見に行かないとならない訳?
もちろん断りました。
何故なら〝手伝い〟ではなくて、それは子育ての〝丸投げ〟だもの。
子供を授かると生活や仕事に制限が出来る、体力が衰える年齢で子育てするのが大変、という事を知らずに高齢で授かる人が多くて、その後の子育てが大変で盛大な不満を漏らす人が多いのは、驚く。
高齢出産の方は、たいていの人は20代で留学へ行ったり、転職したり、遊んでいたりと自分の為に時間を使っている人がほとんどで、もちろんそれはそれぞれ自由だと思う。ただ、それで婚期が遅くなって子供を授かるのが遅くなった大変さの文句を言うのは、ひどく自分勝手だし聞き役は嫌だなと思う。だからそういう人の話は一切聞かないことにしました。
20代でも50代でも子育ての大変さは同じだけど、50代での子育ては体力がない分、大変だと思う。ここに書いたのは2つの例え話だけど、似たような人が周囲にけっこういる。26歳で子供を授かれば子供が成人する時の親の年齢は46歳、簡単な足し算なのに。
20代の人はこの記事を読んで、将来の事をよく考えて欲しいと思う。
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